タイのプラユット首相は2021年1月に生物多様性や文化的多様性などバイオ・循環型・グリーン(BCG)型の経済の確立を目指しています。(BCGモデル)
BCGモデルを採用することによって、これまでタイの成長を牽引してきた農業などにおいては新たな農産品による収穫最大化、農業手法や地域の最適化などで産業を促進すると共に、廃棄物や化石エネルギーなどの削減を目指す環境保護を同時並行的に実施していきます。
それに伴い投資優遇策を設け、技術力の高い外国企業の誘致に取り組む姿勢です。
BCGモデルでは「食品と農業」「医療と健康」「バイオエネルギー、バイオマテリアル、バイオケミカル」「観光、クリエーティブ経済」の4分野に焦点を当てることとなっており、戦略計画を2021年から5年間にわたって実行する予定です。
投資優遇策は先行して一部実施済であり、日本企業のスタートアップなども法人税免除などの優遇を受けているとのことで、今後大幅な規制の緩和が見込まれ、今後技術力を持った企業によるタイ進出も相次ぎそうです。
(参考)
日本経済新聞 「タイ、循環型経済へ外資誘致」 https://r.nikkei.com/article/DGKKZO70926040S1A410C2FFJ000?type=my#AAAUgjIwMA
JETRO プラユット首相、バイオ・循環型・グリーン(BCG)経済を国家戦略に https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/01/338924c725245424.html