米国フロリダに拠点を置く、電気自動車(EV)の充電設備開発や充電スタンドの運営を行なっているEVLOMOは、5,000万米ドル(約53億6,500万円)を投じることで、タイ全土で電気自動車の充電インフラを構築する計画を発表しました。
これはタイ政府主導の電機自動車産業の改革を推し進めるための政策などによって、今後電気自動車の普及が見込まれるので、拡大する需要を取り込むことを狙ってのタイ進出となります。
EVLOMOの発表によれば、今月には1箇所目を設置し、今後5年間で1,000以上の電気自動車用の急速充電器をタイの都市と郊外に設けるとのことです。
また今回はタイ石油公社(PTT)の小売部門であるPTT・オイル・アンド・リテールと提携しての事業とのことで、PTT・オイル・アンド・リテールは2,290以上のガソリンスタンド、3,440のコーヒーショップ、2,040のコンビニエンスストアを管理しており、EVLOMOは既存のネットワークを活用しながら効率的に推し進めていきたい考えです。
日本企業の自動車産業でのタイ進出については豊田通商の出資の発表もあり、今後「EV」「スマートモビリティー」の文脈で進出企業も増えていく見通しです。