豊田通商は24日、タイのToyota Tsusho Thai Holdings Co., Ltd.を通じて、タイで工業団地向けに通勤用バスサービス事業を展開するATP30 Public Company Limitedが実施する第三者割当増資を引き受け、約2億2千万円の出資をすると発表しました。
そもそもの背景としてはタイの工業団地には進出している日本企業を中心とした製造業者の生産拠点があり、これまで通勤に際しては従業員向けに独自にバスを手配していました。
しかし1社単位でのバスの運用は空席率も高く、また閑散期などもあるため非効率的な運用であり、交通渋滞と環境汚染という2つの課題もありました。
今回の出資は投資先のATP30が豊田通商が有するデジタル技術の活用することで、バスの配車の最適化や乗り合いや座席予約を可能にし、通勤バス市場のスマートモビリティ化を推進するとのことです。
(参照)
タイで通勤用バスサービス事業を展開するATP30に出資~通勤バス市場のスマートモビリティ化を推進~ 豊田通商株式会社 2021-2-24 https://www.toyota-tsusho.com/press/detail/210224_004766.html