「タイで販路開拓・販路拡大をしたい」「タイで自社の商品が売れるかどうか、ニーズを確かめてみたい」などタイへの進出を考えている企業や、既に進出をしていて「より認知を広げたい」「売り上げを売り上げを拡大した、取引先を増やしたい」と考えている企業にとってもっともわかりやすい機会が展示会・商談会なのではないでしょうか。
タイで行われれる展示会・商談会の中で大きなイベントとして挙げられるのがJAPAN EXPO THAILAND(ジャパンエキスポタイ)になります。
2020年の開催では約55万人が訪れたとのことで、その人気の高さが伺えます。
本記事ではタイへの進出、事業の展開を考えている日本企業に向けてジャパンエキスポタイの2021年の開催の最新情報や、出展における各種情報、注意点や期待できる効果などについて解説をしていきます。
目次
JAPAN EXPO THAILAND(ジャパンエキスポタイ)2021の最新の開催情報について
2021年のコロナウイルス感染症の拡大が懸念されている状況下での開催日程ですが、現在時点(2021年4月)では2021年6月25日(金)〜2021年6月27日(日)の3日間、バンコク、セントラルワールドにて開催されるとの発表が出ております。
感染防止の対策や入国制限などでこれまでの様なコンサートの開催や飲食ブースの運営ができなかったり、観客数の制限などがかけられることが予測されます。
(詳しい情報・最新の情報に関しては公式のFBやHPにてご確認ください)
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55万人の来場?JAPAN EXPO THAILANDは(ジャパンエキスポタイ)とは?
(引用:「APAN EXPO THAILAND 2020
31 JANUARY- 2 FEBRUARY, 2020 @centralwOrld」 G-Yu Creative Co.,Ltd http://japanexpothailand.com/gallery-educationthai-japanese-networking-2020/)
日本企業にとって、ジャパンエキスポタイは商談やその場での販売をすることができる、タイで販路開拓・販路拡大、またプロモーション活動を行うことができるアジア最大級のイベントとなっております。
毎年1月かもしくは2月に3日間ほどの開催され、タイに進出を考えている、既に進出をしている企業にとってはタイとの接点を持つことができる貴重な場として知名度を持っています。
堅苦しい説明になってしまいましたが、当日はJ-Popライブコンサートが開催されたり、日本食が提供されたり、アニメ、マンガ、ファッション、伝統文化、旅行・観光など日本の様々なコンテンツを楽しむことができ、ブースが出展されるいわばお祭りのようなイベントで、来場者はタイにいながらも日本を楽しむことができます。
またイベントには一般の消費者だけではなく、小売、卸売、飲食店、バイヤー、代理店なども来場し、マッチングの機会も設けられているため日本企業にとって良いアピールの場とすることができます。
開催の場所はタイの中心地にある商業施設「セントラル・ワールド」という500店以上のショップが並ぶ巨大施設の内外で催され、下記の11のカテゴリー別で出展が行われます。
- メインステージ
- アーティスト、Meet&Greetゾーン
- トラベル&地域ゾーン
- ジャパンプロモーションゾーン
- ジャパンプロモーションゾーン 2
- 日本アート&カルチャーゾーン
- ジャパンフェスタメインステージ
- アニメ・ゲーム・キャラクターゾーン
- 日本の食とスイーツゾーン
- 教育ゾーン
- B to Bゾーン
来場者数は2020年には約55万人を超えており、多くの実販売や商談に繋げられることができるのが、ジャパンエキスポタイの魅力の1つです。
(ジャパンエキスポタイランド2020 )
JAPAN EXPO THAILANDは(ジャパンエキスポタイ)に来場する客層は?出展に向いている企業は?
開催場所がタイの中心地である商業施設であるということや有名アーティストが来るということでファミリー層や若年層、また友人や仲間と一緒に来るというケースが多いようです。
なので目的意識を持って「このブースでこれ見たい、買いたい」という方ももちろん中にはいらっしゃいますが、そうでない「日本」そのものを味わうことのできるイベントを楽しみたいという方が多い印象です。
出展に向いている日本企業、向いていない日本企業は?
その上で出展に向いている日本企業と向いていない企業に関して解説をしていきます。
まず出展に向いている日本企業ですが、「B to C」つまり一般消費者向けの商品やサービスを持っている企業が向いていると言えるでしょう。
本イベントの大きな魅力の1つは約55万人の来場者がいるということなので、どちらかというとB to C向けの商品やサービスを持っている食品やメーカー、またインバウンドを狙った観光業の様な企業が、多くの消費者に実際に販売をしながら、反応やニーズの確認、また認知度のアップができるので向いていると言えるでしょう。
逆に向いていない企業に関しては、強いていうのであればB to B向けの商品やサービスを扱っている、もしくは中所得者以上の向けや高額な商材を扱っている企業になります。
先ほども解説している様に一般消費者がたくさんくるという特徴のイベントなので、その特徴を最大限活かせるのは B to C向けの商品を持っている企業ではありますが、 B to B向けの企業もビジネスマッチングゾーンがあり海外の卸の会社や小売の会社、代理店などが来場をするためタイ進出、タイでの販路開拓や拡大を狙うことができます。
また客層もファミリー層や若年層が多く、強い目的意識、購入意欲を持ってきている方も少ないので中所得者以上向けや高額な商材を扱っている企業に関しては相性が良くない可能性があります。
タイに進出し販路開拓・拡大したい、どんな方法がある?
先にも上げているようにJAPAN EXPO THAILAND(ジャパンエキスポタイ)は確かにタイに進出したい企業が検討すべき展示会・商談会の機会ではありますが、そのイベントの特徴がらB to B向けの商材を扱っている企業や、to C向けの商材でも少し高額であったり、イベントの客層にマッチしない商材を扱っている企業にとっては出展のメリットが大きくありません。
またイベントは年に1回と限られており、今回のコロナウイルスや、タイであればデモなどの外部的な要因によってその機会がい失われ、計画通りに販路開拓・拡大できないというデメリットもございます。
ではそのような企業にとってタイに進出したいと考えた際の方法はどのようなものがあるのでしょうか。
下記のような手法を取ることができます。
- 展示会・商談会
- HPやECサイトの構築
- タイのECモールへの出展
- タイ現地代理店や代行会社との契約
- 自社で販路開拓・拡大を行う
JAPAN EXPO THAILAND(ジャパンエキスポタイ)のような展示会や商談会はそれなりの頻度で開催されるものですし、最近ではオンラインで完結するようなHPやECサイト、ECモールへの出展や現地の代理店に任せるという方法も安定的に、確実に進出を行う方法の1つとして挙げることができます。
詳細は下記の記事で詳しく解説しております。
タイで販路開拓・販路拡大を進める方法や進め方、支援企業など紹介します!【タイ進出】
タイに進出し販路拡大・開拓を行う際の問題点や課題
では実際にタイに進出して販路開拓・拡大を行おうと考え際には日本企業は下記のようの問題に直面することが多いです。
・社内にグローバル人材、適切な人材がいない、確保ができない
・進出をしたいと考えているけれど、何から手をつければいいかわからない
・コロナウイルス で現地に渡れないので、市場調査や視察ができない
また実際に機会があったとしても外資規制や輸入などの規制、言語の問題、現地の商習慣やタイ人のマネージメントなど様々な問題が発生する可能性が高いです。
筆者の私もタイでの顧客開拓の経験がありますが、一筋縄でいかないことがほとんどです。
東南アジア進出ナビでは日本企業のタイへの進出、および販路開拓・拡大に向けて市場調査から営業の代行、プロモーションなどタイや東南アジアでの事業に長けたコンサルタントが一貫して支援を行なっております。
貴社の強みや深い市場への知識を用いてそもそも進出先としてタイが最適な国なのか、商品の改良の余地はないのか、どのような戦略で開拓・拡大すべきかなどの事前調査から実務の代行までをサポートしております。
もしご興味がございましたら簡単な相談からでも承っておりますので、お気軽に下記のフォームよりご相談ください。
JAPAN EXPO THAILANDは(ジャパンエキスポタイ)まとめ
ジャパンエキスポタイはタイに進出を考えている、販路開拓・拡大をしたいと思っている企業や、タイのインバウンドを狙いたい企業や自治体にとって非常に良い機会となります。
B to B, B to C企業にとっても企業との接点やエンドユーザーの反応を直接見ることができるので販売はもちろんのこと、ニーズの確認や商品の開発や改善にも役立てることができるでしょう。
もし出展を検討する際には自社が持っている商材とJAPAN EXPO THAILANDとの相性を見て、良さそうであるなら出展を考えるのが良いでしょう。