タイ国家経済社会開発委員会(NESDC)が2021年2月15日に発表したタイの国内総生産(GDP)によると、2020年第4四半期は前年比4.2%減少しているものの、第3四半期の6.4%の縮小から改善。
季節調整後の国内総生産は第3四半期から1.3%増加。
2020年全体としてはコロナウイルス感染症拡大の影響で、タイの主要産業である観光は壊滅的なダメージを負ったことに加え、国内需要の引き締まりや、一部輸出の減少によりGDPは6.1%減となった。
これは1997年にタイを中心としたアジア通貨危機が起きた、1998年のGDPが10%減になって以降、最大の落ち込みである。
またレポートによると2021年のタイの経済見通しとして2.5~3.5%拡大すると予測している。
(参照)
Thai Economic Performance in Q4 and 2020 and the Outlook for 2021 2021-2-15 NESDC https://www.nesdc.go.th/nesdb_en/article_attach/article_file_20210215120612.pdf